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「BLOODY MONDAY」第10巻 [マンガ・アニメ]

水曜に最終回を迎えた
「キイナ~不可能犯罪捜査官」。

筋立て的には、正直さほど目新しくはなかったんですが
最後まで楽しく見られたのは、キャスティングのおかげですね。

なんといっても、キイナの菅野美穂ちゃんがよかった。
あの天然ちゃんぶりは和めました。天才なのにボケ。稀に見る奇跡の人。(笑)

さらに特筆すべきは、真一郎さんを演じた塚地です。
人間、見た目がすべてじゃないね。(かなり失礼[あせあせ(飛び散る汗)]
誠実だけど不器用で子持ちのやもめで(大笑)
いいトコはなーんもないんだけど、でも好感が持てた。[手(チョキ)]
イケメン後輩の平岡くんより、マジでよかった![手(グー)]

辛い結末のドラマが多い中
キイナのエンディングはオアシスでした。
おかげで、「ケータイ捜査官7」のやりきれなさから脱せました。
あんがと~![るんるん]


3月17日に、待望の新刊が発売された
「BLOODY MONDAY」。

9巻でJが殺され、巻末予告でKの正体が明らかになるというので
期待で胸をドキドキさせながら、行きつけの本屋に買いに走りましたよ。

で、表紙を確認したとたん、内容が見えてしまった。[ふらふら]
がっかりと同時に驚いた。[がく~(落胆した顔)]

も…もしかしてこれは!
[むかっ(怒り)]ドラマと同じ流れなのかよ![むかっ(怒り)]

三ヶ月前に終了した連ドラが、設定に多少の差はあるものの
まさか原作準拠だったとは!
真逆の意味で意外すぎる。
マジ?って本気で突っ込みたくなった。

これから読まれる方には、以下の内容が盛大なネタバレになるのでご注意ください。
つーか、今からでも遅くないので、どうぞ引き返してください。
そして、読み終わってから参加していただければ幸いです。
それほど、10巻は意外な展開。
…なんだろうけど、三浦春馬くん主演のドラマを見た人に、さしたる驚きはないと思う。

ドラマ自体が、原作のネタバレだもん。
よく原作サイドがオッケーしたよね。
(ただし、連載をリアルタイムで追っかけていないので、三ヶ月前の状況をわかっているわけじゃないです)

以下、ネタばれです。















ウイルステロは見せかけで、実際に使われるのが中性子爆弾
というのもドラマの筋立てどおり。
黒幕Kの正体が藤丸に近い人物だというのもしかり。

はっきり言ってしまおう。
表紙の人が黒幕だ。

だけど、9巻までの描き方がモロ男性だったKが、実はうら若い女の子だったというのは、反則くさくね?
そこまで読者を裏切らなくても、と反感を抱いたんですけど
みなさんはどう思われました?

おまけに、死んだと思っていたJが生きてた。

音弥ファンとしては、彼が殺人者にならずにホッとしたけど
大どんでん返しにびっくりだ。
ガンダムOOと同じくらいびっくりしたぞ。(爆笑)

ていうより、生きているなら
9巻巻末の予告ページのあおりはなに?って思っちゃった。
こっちもなにげに反則くさい…。[ふらふら]

とはいえ、Jが生きていたのは正直嬉しいです。
だって、好きなんだ、J。[揺れるハート](敵役好き)
音弥と兄弟というのが、またステキ。
音弥も好き。
主人公はどうでもいい。(ヒドイ)

新刊を読んで改めて感じたんですけど
ドラマのキャスティングには、いまだ納得がいかない私です。

特に音弥。
健くんは好きだけど
でも、音弥じゃないだろ。
Jも違うな。
成宮くんは好きだけど
でも、Jじゃないよ。

ドラマでは、兄弟が逆転していましたが
それもちょっと違うと思う。
絶対に、原作どおり
音弥→兄
J→弟
の方がしっくりくる。

あ、そっか!
じゃあ、キャストは逆の方がよかったのか。
Jが健くんで
音弥が成宮くん。

アリだなー。
見たかったよ、マジで。[るんるん]


次巻は5月に発売らしい。
なんと、最終巻だそうだ。

結末もドラマどおりなのかなあ。
最後に心地よい裏切りを一発!
と望むのはムリな注文なんだろうか?

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コメント 2

教授

「キイナ -不可能犯罪捜査官-」というドラマが終わった。

カミさんが観ていたので、俺も観ていたのだが、主人公のキイナ(菅野美穂)のキャラクターの魅力が乏しい上に、菅野の演技が大根で、苦笑もののヒドイものだった。

(不可思議な事件のみを担当する刑事ということで、キイナ=奇異な、なのだろうが、このネーミングからしていかがなものか。)

ベースになっている、過去の、いわゆる「不可思議事件」の検証が甘く、ストーリーが毎回やたらと薄っぺらいのだが、特に、最終回の話はヒドかった。


サブリミナル映像を使って犯罪を犯した犯人を、逆にサブリミナル映像を使ってハメるという話なのだが、元になっているのが、いわゆる「ポップコーン実験」なのだ。

おいおい、ちょと待て!!

「ポップコーン実験」というのは、1957年にジェームズ・ヴィカリという男が、映画のフィルムに「コーラを飲め」「ポップコーンを食べろ」というメッセージが写ったコマを5分ごとに繰り返し挿入し、売上に影響があるかどうかを測定した実験で、この映画を上映したところコーラとポップコーンの売上が増大したとされるのだが、アメリカ広告調査機構の要請にも関らず、この実験がどのような環境で行われたかを示すきちんとした論文は提出されず、後に、ヴィカリは「実験には十分なデータが集まっていなかった」と実験結果の懐疑性を告白しているのだ。

(そんなモノを元にして、いい加減なドラマを作るなよ!!)

おまけに、この「サブリミナル映像を使って犯罪を犯した犯人を、逆にサブリミナル映像を使ってハメる」というのは、刑事コロンボの「意識の下の映像」(1973年)のまったくのパクリなのだ。


やれやれ・・・・・。(サブリミナルを使って犯罪を、という点はともかく、言うまでもなく、コロンボの方が、ドラマの出来はちゃんとしている。)
by 教授 (2009-03-20 21:04) 

なつ

ひとつのドラマにも、いろいろと見方があるんですねー。参考になりました。
コメント、ありがとうございます。
by なつ (2009-03-21 21:32) 

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