特集ドラマ「生理のおじさんとその娘」

攻め続けているNHKがまたやってくれましたね。



生理というデリケートなテーマを、こんなに真っ向から、かつストレートに扱ったドラマ、今までに見たことがないよ。
しかも、けっこうリアルだし。

「生理のおじさん」が、娘の身体の状態にやたらこだわる理由も納得が行ったし
生理用品すらマトモに買えない若い世代の貧困問題とか
生理に対する男性の理解不足や偏見とか
ネットでの炎上、プライバシーの侵害、LGBT等々
要素を詰め込んだわりに重くならなかったのは、たぶん演出と演者の妙のおかげ。

言い合いのケンカはラップバトルでって
ラップはケンカじゃないって
いやいや、ラップバトルは立派なケンカだっちゅーの。

とはいえ、あの部分が本作一番の見所（聞き所？）でした。
みなさんお上手だったし。

頑張った俳優陣に拍手を送りたい。